肩甲骨まわりの筋肉の役割と日常生活での活用 – 肩こり予防にも役立つ知識

2025/03/16 ブログ
肩こり

肩甲骨まわりの筋肉は、普段の生活で意識せずに使われています。 スマホの長時間使用やデスクワークによって負担がかかり、肩こりや姿勢の悪化の原因になることもあります。本記事では、肩甲骨まわりの筋肉の役割と、日常の動作での使われ方、肩こり対策について詳しく解説します。


肩甲骨まわりの筋肉の基本とその働き

肩甲骨は、背中の上部に位置する骨で、腕や肩の動きを支える重要な役割を持っています。肩甲骨まわりにはさまざまな筋肉があり、姿勢を整えたり、腕をスムーズに動かしたりする働きをしています。これらの筋肉が硬くなったり弱くなったりすると、肩こりや猫背の原因になります。


肩甲骨まわりの筋肉を日常生活で使う場面

1. 買い物袋を持つ時

使われる筋肉:僧帽筋(そうぼうきん)、菱形筋(りょうけいきん)

買い物袋を持ち運ぶ時には、肩甲骨を支える筋肉が働いています。特に重い荷物を片側だけで持つと、肩甲骨が歪み、筋肉に負担がかかります。

肩こり予防のポイント

  • 負担を分散させるために、荷物は左右均等に持つ

2. スマホを長時間使用する時

使われる筋肉:肩甲挙筋(けんこうきょきん)、前鋸筋(ぜんきょきん)

スマホを長時間見ていると、肩が前に出て、肩甲骨まわりの筋肉が緊張しやすくなります。特に肩甲挙筋は、肩をすくめる動作で酷使され、肩こりの原因になります。

肩こり予防のポイント

  • 30分ごとにスマホを持つ手を変える
  • 時々肩を回して筋肉をほぐす

3. 洗濯物を干す時

使われる筋肉:前鋸筋(ぜんきょきん)、僧帽筋(そうぼうきん)

腕を上げる動作では、肩甲骨を安定させる筋肉が働きます。前鋸筋が弱いと、腕を動かす際に負担がかかりやすくなります。

肩こり予防のポイント

  • 洗濯物を干す前に軽く肩を回す
  • 両腕を均等に使ってバランスを取る

4. リュックを背負う時

使われる筋肉:菱形筋(りょうけいきん)、僧帽筋(そうぼうきん)

リュックを背負う時、肩甲骨を後ろに引くことで背中の筋肉が働きます。しかし、重い荷物を長時間背負うと筋肉が疲労し、肩こりの原因になります。

肩こり予防のポイント

  • リュックのストラップは両肩に均等にかける
  • 肩甲骨を意識的に動かし、背中をほぐす

肩甲骨まわりの筋肉を意識して肩こりを予防しよう

運動が苦手な方でも、日常の動作を少し意識するだけで、肩こり予防や姿勢改善につながります。

簡単にできる肩こり対策

  • 肩をゆっくり回す(肩甲骨の可動域を広げる)
  • 背中を伸ばし、肩甲骨を寄せる(正しい姿勢をキープ)
  • スマホやパソコンを使う時の姿勢を意識する(肩が前に出すぎないよう注意)

肩甲骨まわりの筋肉を上手に使い、毎日の生活の中で健康な体を維持していきましょう。